服部奨学生インタビュー vol.08

「研究発表会で、
他分野の研究に触れて視野を広げたいです」

第14期服部奨学生 樋廻 拓也

2022年04月服部奨学生オリエンテーション
(名古屋市中村区名駅 ウインクあいち 会議室)

 
中学生の頃に薬剤師を志した樋廻さんは、高校3年生の2021年夏に服部奨学金選考に合格し、現在は名古屋市立大学薬学部1年生です。
服部奨学金を知ったきっかけ、高校3年生に向けて服部奨学生になってよかったことを聞きました。

第14期服部奨学生 樋廻 拓也
名古屋市立大学 薬学部薬学科1年

— 服部奨学金を知ったきっかけを教えてください。

姉が大学進学に備えて奨学金を調べていたときに、「服部奨学金」という返済不要の給付型奨学金があるのを見つけたのがきっかけです。
高校3年生になり、大学進学のために奨学金を探していた時に、服部奨学金の存在を思い出しました。

服部奨学生に採用されれば、月額10万円の給付型奨学金がもらえるので学費の心配をすることなく、学業に集中できると思い、応募しました。

2022年度大学進学者向け服部奨学生募集リーフレット

— 服部奨学金の応募のためにどんな準備をしましたか?

面接選考に向けて、家族や高校の先生と何度も面接の練習をしました。
人前で話すことはあまり得意ではありませんでしたが、「失敗しても大丈夫、それも良い経験になる」という前向きな思いで面接に臨みました。

— 大学生活について教えてください。

今は1年生なので、講義は教養科目が中心です。
大学の英語の講義は、文法の持つ意味について勉強するため、高校で学んだ英語とは異なり、より深く学ぶことができると感じます。

部活はバドミントン部に入りました。中学生の時にバドミントン部だったので、またその機会に恵まれて嬉しいです。
体を動かすと気分もリフレッシュし、勉強にも集中できます。

サークルは、障害者問題研究会に所属しました。
障害のある方との交流を通じて、様々な障害の特徴について学ぶボランティア団体です。
「障害」とは何か?について議論する等の活動はとても興味深いです。

— 04月に開催された服部財団のオリエンテーションはいかがでしたか?

同期の服部奨学生4人と初めて会いました。
サポートスタッフの先輩服部奨学生からは、服部国際奨学財団の様々なイベントに参加された感想を聞き、これから予定されているイベントが楽しみになるだけでなく、服部奨学生として恵まれた環境にあることを改めて認識しました。

2022年04月服部奨学生オリエンテーション
(ウインクあいち会議室)

— イベントで楽しみなことは?

服部奨学生が学ぶ様々な分野の研究発表を聞くことが楽しみです。
私は薬剤師として、大学で薬学の知識を学ぶことはもちろん、幅広い知識を身につけたいと考えています。
そのため、他分野の研究に触れて視野を広げたいです。

— 2023年大学進学者向け服部奨学生募集が07月25日から始まりますが、高校3年生に、メッセージをお願いします。

受験勉強の間に、応募の準備をするのは大変だと感じるかもしれません。
ですが、私は応募の作文や面接の練習の中で、自分の将来の夢や学びたいことを再確認することができました。
その経験は大学受験にもきっと役に立ちます。

服部奨学生になれば自分自身が大きく成長する機会があります。
服部奨学金に応募することをおすすめします。

 服部国際奨学財団は、目標実現に向けて努力する大学生•大学院生を「返済義務のない月額10万円の給付型奨学金」で支援します。

インタビューはオンラインで実施しました。(2022年06月)

服部奨学生インタビュー vol.07

「服部財団は私の居場所です」

第13期服部奨学生 西本 圭那

2021年12月冬季服部奨学生交流会
(WORK STYLING 名古屋 カンファレンスルーム)

第13期服部奨学生 西本 圭那
三重大学医学部医学科 2年

高校生の時に総合診療医を志した西本さんは2021年04月、三重大学医学部に入学すると同時に服部奨学金に応募し、服部奨学生となりました。
西本さんに、応募のきっかけや服部奨学生の活動について聞きました。

— 服部奨学金に応募した経緯を聞かせてください。

高校の授業の一環で、医療について学ぶ機会がありました。
病院を見学する授業の時に、医療行為を通じて人々の健康増進に寄与し、予防医療にも取り組む総合診療医の姿を目にしました。
その姿を見て、私は総合診療医となり、多くの人の健康的な生活に貢献したいと医師を志望しました。


医師になるには、まず大学の医学部医学科で6年間学び、その後医師国家試験に合格しなければなりません。

大学受験を前に、その負担額に不安を感じていた時に、服部奨学生募集のリーフレットを見つけました。
すぐに服部財団のホームページにアクセスしました。


給付型の奨学金で経済的に支援してもらえるだけでなく、年齢や国籍が異なる仲間と交流するイベントがあることを知り、応募しました。

— 大学生活について教えてください。

2年生になって、解剖学や人体の細胞構造を学ぶ組織学など、専門科目を学ぶ機会が増えました。
研究室では、教授や大学院生の方から実験の手順や発表方法などを学んでいます。


大学では、「きゅうめい部」という一次救命処置について学ぶサークルに所属しました。
最近では、ワークショップにインストラクターとして参加し、AEDを利用した心肺蘇生方法などの一次救命処置を伝えました。

「きゅうめい部」の活動の様子

また、よさこいを踊るサークルにも所属しています。
2022年3月には「すずかRe:mix」
という地元のお祭りで3年生の先輩方と踊りを披露しました。

よさこいサークル「極津」(ごっつ)演舞の様子

— 服部奨学生の活動で印象に残っていることはありますか?

昨年11月の第13期春季服部奨学生座談会です。
オンラインと対面のハイブリッド開催で、私は服部奨学財団事務局から3人の仲間と参加しました。


7月のオリエンテーションや8月の服部奨学生証書授与式は新型コロナウイルスの影響で、自宅からオンライン参加だったので実際に対面で会うのが楽しみでした。


座談会では、将来の夢や服部奨学生としての抱負について話すことができ、有意義な時間を過ご過ごすことができました。

2021年11月第13期春季服部奨学生座談会
(服部財団事務局 会議室)
と08月新服部奨学生証書授与式

様々なイベントに参加する中で、「今度はイベントを企画運営してみたい」と思うようになりました。

3月の「オンライン留学フェア」では運営メンバーとして参加し、留学をテーマにしたクイズや座談会を企画し、楽しく交流することができました。

2022年03月オンライン留学フェア

— 06月11日に名古屋大学服部国際財団ホールで開催した
「名大祭服部財団交流イベント」にも参加されたそうですね。

私は、大学の教養科目を受講して知ったおすすめの書籍を紹介をしました。
少し緊張しましたが、本を片手に、内容だけでなく自分の考えを分かりやすく伝える工夫をして発表しました。

発表で西本さんが紹介した書籍と発表の様子

当日は自分の専門ではない、沖縄の文化や凝縮系物理学など他分野の研究発表を聴く機会がありました。
これも服部奨学生だからこそできる経験です。

2022年06月名大祭服部国際奨学財団イベント
(名古屋大学 服部国際奨学財団ホール)

— あなたにとって服部国際奨学財団とは

活動報告などのイベントで出会う服部奨学生は志が高い方ばかりです。

大学院生から専門研究の発表や、様々な国から来た留学生から母国紹介を聞くことが出来るのはとても勉強になります。イベント運営や、自分の考えを発表するなどの活動は、私自身の成長を実感できるものです。


服部財団は、私にとって、大学の医学部やサークル活動とは異なる「もう一つの居場所」です。

— 2023年度大学進学者向け服部奨学生募集が07月25日から始まります。
服部財団に関心のある高校生へ、アドバイスをお願いします。

応募には志望理由書などの作文を書かなければなりません。
大学入試で作文を書く練習にもなるので、良い経験になるはずです。


面接選考も緊張するかと思いますが、落ち着いて臨んでください。
服部奨学生になれば、きっとあなたの成長につながる出会いがあります。

 服部国際奨学財団は、目標実現に向けて努力する大学生•大学院生を「返済義務のない月額10万円の給付型奨学金」で支援します。

インタビューはオンラインで実施しました。(2022年06月)