服部奨学生インタビュー vol.06

「服部奨学金のおかげで
充実した大学生活を送ることが
できています」

第12期服部奨学生 岡田 杏梨

2021年02月服部国際奨学財団オンライン修了式・研究発表会
(服部国際奨学財団事務局会議室から配信)

病気の予防・治療のための機能性食品に興味をもち、将来は食品開発の仕事に就くことを目指している岡田さん。2020年04月から服部奨学生として、最先端の技術を学ぶことができる名古屋大学で大学生活をスタートしました。

岡田さんに、応募のきっかけ、服部奨学生としての活動、高校生に向けてのアドバイスを聞きました。

第12期服部奨学生 岡田 杏梨
名古屋大学 農学部3年

— 服部奨学金に応募したきっかけを教えてください。

私が初めて服部奨学金のことを知ったのは、高校の教室に掲示された服部奨学金説明会のリーフレットを見つけた時です。

「月額10万円」の文字が印象的でしたが、給付金額が高額なので、当時は怪しい団体なのでは?と思った記憶があります。

2020年度服部奨学金説明会リーフレット

今回の服部奨学金募集を見た高校生の皆さんの中にもそう感じる人がいるかもしれませんが、ホームページを詳しく調べてみると、家庭の経済状況が厳しく、大学進学に不安をもっていた私にとっては、とても理想的な奨学金でした。

加えて様々なイベントに参加できるという点に、人との交流が好きな私は強く惹かれました。

志望した名古屋大学に合格することはもちろん、服部奨学生になって、たくさんのイベントに参加し、交流の幅を広げたいと思うようになりました。

選考を通過し、合格通知を頂いた時は夢のようでした。

服部奨学金の選考に合格したことで、志望大学に合格するための受験勉強により一層力が入りました。

今では服部奨学生三年目です。

歳月を重ねるごとに服部奨学生に選ばれたことへの誇り、幸せを感じています。

— 最近では、2022年06月11日に名古屋大学服部国際奨学財団ホールで開催した「名大祭服部国際奨学財団交流イベント」に研究発表者として参加されたそうですね。

名大祭服部国際奨学財団交流イベントリーフレットと名古屋大学服部国際奨学財団ホール


交流会イベントでは、参加奨学生からのスライド発表と質疑応答が行われました。

私は、所属するカフェ運営サークルの活動内容に関する発表をしました。

他の奨学生も、母国ネパールの紹介、アメリカのフロリダ大学への留学経験の発表、服部奨学生おすすめの本紹介などユニークで個性溢れる発表ばかりでした。


2022年06月名大祭服部国際奨学財団交流イベント
発表の様子と発表服部奨学生のスライド

今回は少人数だったこともあり、他の奨学生の発表に対する感想や質疑応答で盛り上がりました。

普段は触れることのない文化や研究分野の話を聞くことが出来、学びの多い時間を過ごすことが出来ました。
交流イベントに参加することができて本当によかったです。

— あなたにとって服部奨学金とは

服部奨学金のおかげで、生活費を稼ぐためのアルバイトで時間を拘束されることなく学業に集中することが出来ます。

それに加えて、余暇時間を趣味の映画鑑賞やサークル活動、ボランティアなどで楽しんでいます。

経済的支援はもちろん、メールの書き方を学ぶセミナーや服部奨学生主催のイベントなどの服部奨学生同士の交流機会もあるため、より将来に役立つ経験ができる大学生活を送ることができていると実感しています。

 2020年03月服部奨学生による哲学対話と2021年11月
「役立つEメールマナー・活用実践講座」

—  2023年度大学進学者向け服部奨学生応募受付が07月25日から始まりますが
服部奨学金や服部国際奨学財団の活動に関心のある高校生へ、応募の際のアドバイスをお願いします。

応募書類の中に、志望理由書があります。

自分の目標を具体的に書く中で、「なぜその大学を志望するのか」、「大学入学後何をしたいのか」など自分の将来を明確にすることが重要です。

私は、色々な大学の研究室を調べてから志望大学、学部を決めました。

志望理由書には「自分の目標が達成できる研究室があるから名古屋大学を志望する」ことを
丁寧に書きました。

自身の志望する研究室やゼミの活動内容は、インターネットで簡単に検索できるので、ぜひ調べてみてください。


面接選考では、自分が書いた内容について、詳しく説明できるようにしておくと、返答に困っても何か絞り出して発言することが出来ると思います。


私は緊張しすぎて、たどたどしい返答をしてしまった記憶がありますが、選考委員の方は優しく聞いてくださったので、安心して臨んでください。
また、志望理由書の作成や面接の練習も、塾や学校の先生に添削・指導していただくとよいと思います。


特に面接練習は何度も繰り返すことで、堂々と話せるようになっていくはずです。


服部奨学生だからこそ出来る貴重な経験があります。

迷うことなく、まず応募することをお勧めします。

 服部国際奨学財団は、目標実現に向けて努力する大学生•大学院生を「返済義務のない月額10万円の給付型奨学金」で支援します。

インタビューはオンラインで実施しました。(2022年06月)

服部奨学生インタビュー vol.05

「服部国際奨学財団でのさまざまな
出会いが自身の成長に繋がりました」

第9期服部奨学生 神田 瀬奈

2017年08月研修旅行(愛知県犬山市 博物館明治村
第四高等学校武術道場「無声堂」)

第9期服部奨学生 神田 瀬奈
名古屋大学 創薬科学研究科
博士前期課程基盤創薬学専攻 2年

 化学に興味があり、大学では分子の結合などについて研究を深めたいと大学進学を志望した神田さんは、2016年秋に服部奨学金選考に合格、大学も志望する名古屋大学に合格し、2017年04月に服部奨学生として大学生活をスタートしました。

 大学での研究から、マイクロフロー合成を用いた医薬品の開発という研究内容に魅力を感じ大学院へ進学した神田さんに、応募のきっかけや服部奨学生の活動について聞きました。

服部奨学金を知ったきっかけを教えてください。

高校3年生の時、ホームルームの時間に担任の先生が服部国際奨学財団の「奨学生募集」のリーフレットを見せて紹介してくれました。

この時に、初めて服部奨学金の存在を知りました。

そして進路指導の先生が私の経済状況などを踏まえて、服部奨学金への応募を後押ししてくれたこともあり、服部奨学金へ応募しました。

服部奨学金の選考で印象的だったことはなんですか?

書類選考を通過した後の面接選考の前はとても緊張しました。

選考委員の方が話しやすい雰囲気を作ってくださり、優しく私の目を見て面接してくださったおかげで、しっかり自分のことを話すことができました。

大学院への進学時に再度服部奨学金に応募したのですが、この時の面接選考は、新型コロナウイルスの影響のためオンラインでの面接でした。

高校生の時に受けた面接と同じように選考委員の方が温かく迎え入れてくださり、「今日はこの選考委員の方が担当してくださるんだ」と感じあまり緊張することはありませんでした。

大学生活について教えてください。

学部時代は化学について理解を深めました。

有機化学や生物化学などの化学について、講義や実験、レポート課題を通じ、専門的な内容を学びました。

課外活動としては、アメフト部のマネージャーを4年間務めました。選手をサポートするなど、勉強に加えて自分の時間を充実させることができました。

大学卒業後の進路選択の際には、化学を勉強する楽しさを再認識したことで、研究を続けたいと思い、大学院進学を決めました。

大学院生となった現在は、医薬品や創医薬品の創薬過程について研究しています。

大学の研究室では、有機化学系について学んでおり、創薬の上で生じるコストや廃棄物削減の課題を解決できるような研究をしています。

服部奨学金のおかげで、学費を工面するためのアルバイト中心の生活ではなく、研究に集中することができました。

服部奨学生の活動で楽しかった事はなんですか?

2017年08月研修旅行(愛知県犬山市 博物館明治村
第四高等学校武術道場「無声堂」)

2021年08月新服部奨学生証書授与式オンラインランチ親睦会

一番記憶に残っているのは、なんといっても1年目の研修旅行で行ったチャンバラ合戦です。

服部奨学生だけでなく、理事長や選考委員の先生方も一緒にチャンバラ合戦をしました。

チームごとに分かれて行ったので、自然と交流も生まれました。

また、新型コロナウイルスの影響により対面のイベントが開催できない時には、オンラインでコミュニケーションをとることができるように、少人数に分かれて交流できる時間を設けてくれたため、これまで以上に交流の輪を広げることができました。

服部奨学生として、普段の大学生活では会わないような、様々な年齢、選考、地域、国籍が異なる方と会えるのがとても楽しいです。

大学進学を志望する高校3年生に一言

服部奨学生になると、かけがえのない出会いが待っています。

学ぶ分野もバックグラウンドも異なる様々な服部奨学生との交流、服部国際奨学財団の行事・イベントでの学びが自分自身の成長につながります。

応募に迷っているならぜひ応募して欲しいです。

給付金額の10万円以上の価値が服部国際奨学財団にはあります。

 服部国際奨学財団は、目標実現に向けて努力する大学生•大学院生を「返済義務のない月額10万円の給付型奨学金」で支援します。

インタビューはオンラインで実施しました。(2022年06月)