2021年度服部奨学生インタビューvol.04

 2015年4月に第7期服部奨学生となった東京大学工学科研究科機械工学専攻修士2年の浅井 詢吾さんにお話を聞きました。

  浅井 詢吾さん

服部奨学金を知ったきっかけ

 7年前に、母親から「この奨学金、応募してみない?」と教えてもらったことが服部奨学金との出会いでした。服部奨学金の指定大学でもある東京大学への進学を志していたため、月額10万円の給付型奨学金はとても魅力的でした。


服部奨学金の選考を振り返って

 待合室で緊張しながら自分の名前が呼ばれる瞬間を待っていました。いざ、面接が始まり「面接の入退室のマナーを学んでおけばよかった」「面接の練習をしておけばよかった」などの後悔が頭に浮かびつつも、選考委員の方の質問に対して、一生懸命に応えました。応募の合格を知ったときには、喜びの感情とともに、服部奨学生の一員になることができることを誇りに感じました。


大学生活では

 入学した東京大学で工学を中心に勉強を続け、学部4年のときにさらに研究を続けたいと思い、院への進学を決意しましたが、大学院進学の試験に合格することは叶いませんでした。それでもなお、進学への思いは強く再度の受験を検討しますが、次の受験まで半年という長い期間に空いてしまいます。試験の勉強に充てるだけでなく、何か有効に過ごすことはできないかと、服部国際奨学財団に相談しました。そこで、「留学に挑戦したら?」というを言葉をかけてもらいました。留学という選択肢は、これまで考えておらず、とまどう一方で、留学する上で必要な時間と服部奨学金という私費留学を賄う費用があることを再認識します。留学を決意し、カナダのトロントで半年間の留学をしました。多民族国家であるカナダで、多様な文化を教授しながら学びを続けました。留学から帰国後の大学院入試試験に無事合格し、修士課程に進むことが出来ました。研究過程で様々な人と出会う機会が多いため、留学で多様なバックグランドを持つ人との交流をした経験が役立っています。


服部奨学金に応募する高校生へ一言

 応募の際には、鎧をかぶったような自分を強く勇ましく見せるのではなく、ありのままの自分、等身大の自分を見せることが大事です。


 服部国際奨学財団は、月額10万円の給付型奨学金で大学生をサポートします。

インタビューは、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、オンラインで実施しました。(2021年6月)

2021年度服部奨学生インタビューvol.03

 2021年4月より第13期服部奨学生となった、名古屋大学工学部機械・航空宇宙工学科1年の内田 天太良さんにお話を聞きました。

  内田 天太良 さん

服部奨学金を知ったきっかけ

 高校3年生の時に、大学進学には何かとお金がかかるのでいろんな奨学金について調べていました。奨学金の中でも将来の返済負担がなく、学業のために躊躇うことなく使用できる給付型奨学金を探していたところ、先生から服部奨学金について教えてもらいました。在籍する奨学生と行事を通じて交流ができ、著名な講師の講演に参加できるなど、多様な経験ができることに魅力を感じ、数ある奨学金の中から服部奨学金への応募を決めました。


服部奨学金の面接を振り返って

 待合室で、面接選考の順番を待っている間、事務局の方から頂いた、服部奨学生からの面接選考への応援メッセージが書かれた紙を見て、心を落ち着かせました。そして、面接選考では、選考委員の方々が笑顔で自身の話に耳を傾けてくれて自分が想定していた雰囲気とは異なり、驚いたものの、面接会場に着いてから続いていた緊張がほぐれ、リラックスして話すことができました。

大学生活では

 現在は、専門的な勉強をする前に、工学の基礎を勉強しています。服部奨学生の一員となり、国際交流にも関心が出てきて、国際交流に関する授業を受けています。今後も留学生を含む服部奨学生との交流が待ち遠しく感じています。
 また、授業で出会う多くの先生が留学している点に注目し、留学を志すようになりました。服部奨学金がなかったら、留学を選択肢の一つとして考えることはできませんでした。

服部奨学金に応募をする高校生へ一言

 面接では先生方が笑顔で自分の話を聞いてくれるので、落ち着いて臨んでほしいです。

 

 服部国際奨学財団は、月額10万円の給付型奨学金で大学生をサポートします。

インタビューは、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、オンラインで実施しました。(2021年6月)

2021年服部奨学生インタビュー vol.02

 2021年4月から第13期服部奨学生となった名古屋大学医学部保健学科作業療法学専攻1年の服部 楓さんにお話を聞きました。

  服部 楓 さん

服部奨学金を知ったきっかけ

 高校3年生の時、教室に服部奨学生募集のリーフレットが掲示されていたのを見て、服部奨学金の存在を知りました。将来、作業療法士として働くことを夢見て、大学進学を考えていましたが、経済的な問題から、進学先が限られていました。しかし、服部奨学金の応募資格を調べていくうちに、作業療法士として専門的なことを学ぶことができる名古屋大学が指定大学にあると知り、志望大学を名古屋大学に決めると同時に、服部奨学金への応募を決めました。


服部奨学金の面接選考を振り返って

 高校入試以来の面接であったため、面接選考はとても緊張しました。緊張のせいか、質問に対して質問の意図とは外れた回答をしてしまい、焦りが広がりましたが、選考委員の方の励ましがあったのおかげで緊張がほぐれ、大学進学への熱意を伝えることができました。経済的な理由で、大学進学を諦めるたら絶対に後悔してしまう、服部国際奨学財団の支援が必要であること伝えました。
 選考の合格を知ったときには、嬉しさだけでなく、絶対に名古屋大学に合格する、というこれまで以上の勉強への意欲にもつながりました。


大学生活では

 名古屋大学に入学し、今は、作業療法士の基礎知識や歴史を学んでいます。大学での専門的な授業についていくのは大変ですが、日々新しい知識を得ることを楽しみながら受けています。
 作業療法士を志して大学に入学したのですが、授業を受けていく中で夢が広がりました。大学院に進学し、さらに深く学ぶ道や、作業療法士の育成にも興味が出てきました。今後は、国家試験に向けて勉強を続ける中で、将来についてじっくり考えていきます。


服部奨学金に応募する高校生へ一言

 面接選考では、服部奨学金を志望する理由や大学進学を志望する理由など、自分の軸を決めておくと、面接選考で質問をされたときも自分の思いをしっかり伝えることができます。

 服部国際奨学財団は、月額10万円の給付型奨学金で大学生をサポートします。

このインタビューは、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、オンラインで実施しました。(2021年6月)

2021年服部奨学生インタビュー vol.01

 2021年4月から第13期服部奨学生となったお茶の水女子大学理学部生物学科1年の小粥 咲さんにお話を聞きました。

  小粥 咲さん

服部奨学金を知ったきっかけ

 第一志望の大学への進学は、自宅を離れて東京で暮らす必要があり金銭的な負担が大きいので、給付型奨学金を探していました。給付型奨学金の数は少なく、自分にあった奨学金を見つけることができず途方に暮れていました。そんな中、高校3年生の春に学校の掲示板で、服部奨学金を見つけました。月額10万円の給付型奨学金はアルバイトでは簡単に稼ぐことが出来る金額ではありません。服部奨学金があれば、金銭的不安を感じることなく大学での勉学に集中出来るという点に魅力を感じ、応募を決めました。


服部奨学金の面接選考を振り返って

 面接では、選考委員の先生が話に耳を傾けてくれたため、慌てずに自分の伝えたいことを伝えることができました。その後、合格のお知らせを頂き、これまで勉強や部活動に一生懸命に取り組んできてよかったと思いました。第一志望のお茶の水女子大学に必ず合格するという受験勉強へのやる気も高まると同時に、服部国際奨学財団の行事への参加が待ち遠しくなりました。


大学生活では

 生物学科で生物や生化学の必須授業だけでなく、教員免許取得のための授業や韓国語の授業も選択し、順調な大学生活のスタートを切ることができました。また、1年生から研究室に所属し、実験や学会発表に挑戦できる「アドバンストプログラム」に参加し、実験を進めています。加えて、ダイビングを通じて野外観察技術や海産生物とその生息環境について学ぶことができる授業の受講を現在検討しています。この授業ではダンビングなどの課外活動があり、自己負担額が必要になりますが、服部奨学金があるおかげで、選択肢が広がりました。


服部奨学金に応募する高校生へ一言

 応募するときには、一度自分のことを振り返ることをお勧めします。「どうして大学に進学したいのか?」「どうしてこの大学を志望するのか?」自分のことを見つめ直してから、応募書類に臨むことで自分自身の思いを書くことができ、これまでの自分を振り返ったことで、面接でも伝えたいことを表現できました。

 服部国際奨学財団は、月額10万円の給付型奨学金で大学生をサポートします。

インタビューは、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、オンラインで実施しました。(2021年6月)