株式会社ユー・エス・エス見学会を実施しました。

9月20日(金)、株式会社ユー・エス・エス(USS)見学会を実施しました。

イベント自体の概要説明については過去の投稿をこちらからご確認ください。

当日は同社の代表取締役社長でもある服部国際奨学財団 瀬田理事長が在籍していたため、
業務内容・自動車業界を取り巻く環境などについて
理事長から直接説明を受けることができました。


参加した服部奨学生と瀬田理事長。

また、見学会を行なった日は名古屋会場のオークション開催日でした。
1日で毎週1万台前後の中古車が出品されるそうで、
出品者駐車場は大型ショッピングモールさながらの車両が駐車されており、
車両検査など既に次週の準備に取り掛かっていました。


オークションに出品される自動車について説明を受ける奨学生。

オークション会場では、
数秒間のうちに次々と落札される慌ただしい流れを目の当たりにしながら、
担当者からオークションの一連の流れについてもご説明をいただきました。


オークション会場にてオークションの一連の流れについて説明を受ける奨学生。

参加した奨学生からは、
「いただいている奨学金のルーツを知れて良かった」
「自国にはなビジネスで興味深かった(留学生)」
などの声を聞くことができました。

今後もこの見学会を定期的に実施して参ります。

【株式会社ユー・エス・エス website】https://www.ussnet.co.jp

服部奨学生の紹介④(留学報告)

服部国際奨学財団では、月額10万円の給付型奨学金だけでなく、
奨学生の留学支援も行っています。
財団からの支援を得て短期留学を終えた服部奨学生にブログを書いてもらいました。

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一橋大学 商学部 1年
第11期奨学生・林 穂高

私は7月の終わりから8月の終わりまで、大学のプログラムを利用して1ヶ月間香港に短期留学しました。英語や中国語を実際に話すことができる環境で中国語を学びたいと留学を決意し、留学中は香港中文大学の寮にお世話になりながらジョブシャドウイングなどもしました。
※ジョブシャドウイング(job shadowing)とは、児童、生徒、大学生等が、企業の社員がどのような仕事をしているかを観察して学ぶ取り組みです。

初めの3日間のジョブシャドウイングではCitysuperという香港の高級スーパーで研修させていただきました。ここではほとんどの会話が英語で行われ、流通や品質管理など様々な講義を受け、実際の店舗でお手伝いなどさせていただきました。日本と香港の行き来が従来よりも簡単になったことで日本からの輸入商品の売上が低下しているという話を聞いて、一見すると日本商品の売り上げが伸びそうなのに逆の効果がもたらされることもあるのだと学びました。またCitysuperの社員の方々がとても流ちょうに英語を話されていて、香港の豊かな国際性と自分の語学力不足を強く実感しました。

中文大学での中国語研修では中国語を初めて学ぶため授業について行けるか心配でしたが、クラスメートや先生に助けられながら学ぶなかで中国語を学ぶ面白さに気がつきました。実際に先生やクラスメートと中国語で会話しつつ、英語で教えていただいていたので語学力もつき、日本に戻っても中国語を勉強し続けようと決意できた良い機会でした。

今回留学した時期はちょうど香港で「逃亡犯条例」に対する抗議活動が盛んに行われていた時期で、実際留学中に何度もデモに遭遇したり、大学構内でも至る所に「逃亡犯条例」について伝えるビラなどがあったりしました。香港に来たばかりの頃は黒い服を着てデモを行う集団に少し恐怖心もありました。

しかしデモによって閉店せざるを得ないお店、貴重な休みをつかってデモに参加している人々、警察との衝突も恐れずに抗議活動を続ける様子を見ていると、彼らは経済的なもの、時間など様々なものを犠牲にしてまで抗議していることが分かり、若者も含めて多くの人が政治に関心を持ち真剣に自分たちの将来について考え、自分たちで行動しようとしている姿に感銘を受けました。恥ずかしながら私はこれまで現在の自国の政治についてあまり興味を持っておらず、自分一人が行動しても何も変わらないと考えていました。しかし今回の研修で自分たちと変わらない年齢の人が自分から行動している様子を見て、いかに今まで自分の世界や視野が狭かったかに気づきました。これからは政治や世界の動向に興味を持ち自分で考えるように、またそういった情報を知るためにも語学力を磨いていこうと思います。

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服部国際奨学財団には、
大学1年生から博士後期課程の幅広い年代の学生が在籍し、
学部についても文理問わず様々な分野を専攻しています。
奨学生たちは財団行事で顔を合わせる際に、
お互いの学生生活や将来の夢についての発表や会話をし、
刺激を受けあって成長しています。

林さんは、2019年度に入団した11期生です。
1年時から自分の将来について考え、
挑戦を始めている奨学生がたくさんいます。

向上心を持って挑戦する奨学生を今後も支援して参ります。

第3回鶴舞中央図書館ボランティア活動

9月20日(金)に鶴舞中央図書館でのボランティア活動を行いました。
今回は第3回目の開催となり、8名の奨学生が参加しました。

初回から継続して行なっている学習室の清掃に加え、
新たに2つの活動にも関わらせていただきました。

1つ目は、新聞記事のスクラップです。

インターネットが普及する以前から行われているそうで、
各項目ごとに新聞記事を切り抜き、ファイルに保存するというものです。

自分たちが保存した記事が永久に保存されるということもあり、
やりがいを感じながら作業を進めることができました。

2つ目は、図書館で行われる子供向けのイベントで使用するサンプル作りです。
子供たちが指に絵の具をつけてペタペタと作る吊り下げ式の飾りの見本を作りました。
スタンプ式の塗料を指でつけてカラフルに彩るという単純なものですが、
作る人によって個性が出て面白い仕上がりとなりました。
子供たちが楽しそうに色をつける場面を思い浮かべながらみんなで制作しました。

また、普段は立ち入ることのない書庫も案内していただきました。
名古屋市の全図書館で約300万冊の書籍を保管する中、
鶴舞中央図書館にはおよそ約100万冊が保管されており、
うち閲覧に供用されるものは約30万冊だそうです。

蔵書には雑誌や電話帳を含む書籍や、
一部戦争で消失してしまった尾張藩の書物や記録もあるそうです。
以前は装丁を専門に行う職人さんもおり、
古書の修復なども行われていたそうです。

普段見ることができない場所を見せていただき、
とても貴重な経験ができました。

第3回目となる今回は、学習室の清掃だけでなく、
新しい活動もさせていただけたことで、
さらに充実したものになりました。

今後もボランティア活動を続けて参ります。
奨学生の皆さんの積極的な取り組みに期待しています!

第1回服部国際奨学財団OBOG会関西支部定例会を開催しました。

9月21日に大阪第一ホテル(大阪市北区梅田)にて、
関西OBOG会の定例会を開催しました。
公式行事としては初めてとなるOBOGの交流会です。

関西のほか、関東、中部からも15名のOBOGが参加し、
報告会および交流会を行いました。
その他、現役奨学生、大学ご担当者様にもご参加いただきました。

第一部の報告会では、
会開催に至る経緯や今後の方向性などを話し合った他、
OBや現役奨学生からの近況報告も行われました。

第二部では夕食のテーブルを囲み、旧交を温めました。
自身の大学出身者との交流に加え、
普段はあまり交流の機会のない他大学出身者との交流も楽しみました。

これからも財団からに加え、
OBOGの相互ネットワークも活用しながら、
OBOGの皆さんと交流を図って参ります。